今週は日帰り視察が続きました。
月曜日は大和市で認知症対策。
私が強く関心を持っている、認知症患者が賠償責任を負った場合の救済制度についても質疑応答できました。
知的障害者にも賠償責任のリスクがあるなどとして国は取組に消極的ですが、
大和市は、 「まずは認知症患者の家族の不安を解消していきたい。知的障害者などでも必要となれば今後検討する。」として、 できることから少しずつ始めていました。
現在進行形で不安や負担を感じている市民に寄り添っている好取組とあらためて感じます。
火曜日は武蔵野市で午前中にコミュニティバス、午後に武蔵野プレイスについて伺いました。
武蔵野市のコミュニティバスは、交通空白・不便地域を緑ナンバーで交通事業者が運行しています。
横浜市でいえば、 生活交通維持路線や、 都田・池辺地区で行われているボランティアによる移動支援バスが緑ナンバーに代わったものとイメージしていただければと思います。
赤字路線が多いかと思ったら、赤字路線があるものの黒字路線も多数あり、実際に乗車してみました。
次々と利用者が乗車してきて、 駅を中心に30分で循環するルート設定が好評でした。
武蔵野プレイスは、図書館をはじめとして生涯学習支援、市民活動支援、青少年活動支援の機能を併せ持つ施設です。
ビジネスマンも利用しやすいように22時まで開いていたり、青少年だけが利用できるフロアがあるので、 色々なタイプの人がそれぞれの時間帯や相応しいフロアで時間を過ごせるようになっています。
飲食自由、パソコンの使用可で丸みを帯びた天井、開放的な空間がとても居心地よいものでした。
木曜日(本日)は大和市のSiRiUSに伺いました。 ここも文化創造拠点として、図書館を中心とした多機能な施設です。
コンクリート二重構造で高い防音機能を持つメインホールでは、演奏会があっても同じフロアの図書スペースに音が漏れません。
こども向けフロアでは床を柔らかくするなど配慮しているほか、ガラス張りの会議室は広々とした空間と市民の活発な活動を感じさせ、随所に工夫があります。
また、市役所の出張所もあり、戸籍・税・医療などの手続きも1か所で行えます。
担当者が全国の施設を2年間かけて見て回ったとの説明がうなづける、素晴らしい施設です。
これから建設されるセンター北の区民文化センターも、SiRiUSのように強いこだわりが各所に散りばめられた施設になってほしいと思います。